【オメガ3脂肪酸】健康に欠かせない「オメガ3脂肪酸 (Omega-3 fatty acid) 」とは?

「オメガ3脂肪酸 (Omega-3 fatty acid) 」とは?

オメガ3脂肪酸は、体内のさまざまな機能にとって重要な多価不飽和脂肪酸に属しています。オメガ3脂肪酸のEPAやDHAは、脂肪が多い魚(たとえば、サケ、マグロ、マス)や甲殻類(たとえば、カニ、ムール貝、カキ)のような海産物に含まれています。

摂取が必要な必須脂肪酸

脂肪酸は大きく言うと飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられ、不飽和脂肪酸はさらにオメガ3(n-3系)脂肪酸、オメガ6(n-6系)脂肪酸などの多価飽和脂肪酸とオメガ 9(n-9系)脂肪酸などの一価不飽和脂肪酸に分けられます。

オメガ3(n-3系)脂肪酸には、海洋性オメガ3脂肪酸である青魚に含まれるDHAやEPA、くるみ、アマニ、エゴマなどに含まれる植物性オメガ3(n-3系)脂肪酸である α-リノレン酸(ALA)があります。

飽和脂肪酸は肉や乳製品などに、一価不飽和脂肪酸はオリーブオイルなどに、多価不飽和脂肪酸は主として魚に多く含まれています。くるみは飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸を 1:7の比率で含み、自然界で最も多価不飽和脂肪酸が豊富な食物の一つです。

オメガ3脂肪酸の役割

最新の研究で、くるみなどの植物由来のオメガ3脂肪酸を摂取すると、全死因死亡リスクを低下させる効果があることがわかりました。また、脂肪が豊富な魚類から得られる海洋由来のオメガ3脂肪酸が、心臓血管疾患による死亡リスクを下げることが明らかになりました。

さらに、植物由来と海洋由来、2つのタイプのオメガ3脂肪酸を含む食事を摂った場合には、その相乗効果によって、全死因死亡リスクに対するより高い予防効果が観察されています。

ミレニアル世代を対象とした研究で、くるみ、サーモン、キャノーラ油など多価不飽和脂肪酸を多く含む食事を日常的に摂取している 18歳から35歳のグループは、空腹感や満腹感に関わるホルモンに良い変化が現れている可能性が示されました。

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